駒が勇めば花が散る

  

「漫画について考える」の、JET作・横溝正史原作の「獄門島」の項で、

この「咲いた桜に何故駒つなぐ 駒が勇めば花が散る」という都々逸へのわたしの思いを描いたのだが、

今回仕事で桜をモチーフに型を彫ったので、迷わずこのタイトルを付けた。馬は居ませんが。

なんだかんだで、桜は好き。基本過ぎて余り普段は「桜が好き」ということを意識しないけれど。

ただ、犬関係の仕事場の犬舎の裏に桜の木があって、花の終わる季節には花びらが、その後には落ち葉が、

わたしの担当域内に大量に積もるのは迷惑です。でも、やっぱり桜の花びらが散るのは足元さえ見なければ

綺麗です。


この型は大きいので端のほうが入りきってません。本当はもっと花びらが散ってるんだけど。それに眩しい。


                  紙は、洋型紙。サイズは50×40cm。                           H.17.10.28